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15- D- 0615 201 5 年 10 月 29 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社高知銀行
(証券コード:8416)【据置】
長期発行体格付 BBB
格付の見通し 安定的
■ 格付事由
(1) 高知市に本店を置く資金量9, 000 億円の第二地方銀行であり、県内シェアは預貸金とも高い。09 年12 月 に金融機能強化法に基づく公的資金 150 億円を受け入れた。格付は地元におけるプレゼンスの高さ、格付 に見合った資本充実度などを反映している。コア業務純益は安定しているものの、与信費用が上振れるリ スクなどを踏まえると、基礎的な収益力の底上げと資本の一層の充実が課題である。
(2) 貸出金利回りの低下に伴い預貸金収支は減少傾向にあるものの、役務取引等利益の増加、経費の削減など によりROA (コア業務純益ベース)は0. 3%程度で安定している。増加基調にある中小企業向け貸出や推 進を強化している消費者ローンなど、収益性の高い貸出の積み上げで貸出金利回りの低下ペースを緩和さ せること、好調を維持している投信販売に係る手数料収入を中心に非金利収益を強化することなどにより、 基礎的な収益力の維持・向上を図っていくことができるか注目していく。
(3) 金融再生法開示債権比率は、15 年 6 月末 5. 38%と高い。直近 5 期平均の与信費用比率は 10bp と抑制され ているものの、未保全額の大きい要注意先債権が多いこともあり、与信費用の変動は大きい。引当率の低 下や倒産動向の落ち着きなどから14/ 3 期、15/ 3 期と与信費用は低位に推移したが、個別与信先の要因で 大きく上振れる可能性も否定できないと J C R はみている。一方、有価証券運用では、金利リスクを抑制 する代わりに投資信託や株式を積み増すことで、市場運用力を強化している。保有債券に係る金利リスク 量は資本対比で抑制されている一方、価格変動リスクが拡大傾向にある。円金利が低位に推移するなか、 引き続き投資信託や株式を中心とした運用を進めていくとみられることから、市場リスクを適切にコント ロールしていくことができるか注目していく。
(4) 公 的 資 金 や 貸 倒 引 当 金 な ど を 控 除 し た 調 整 後 の 連 結 コ ア 資 本 比 率 は 15 年 3 月 末 7% 台 前 半 と 、 格 付 「BBB」に見合った水準が確保されている。公的資金注入後は安定的に最終利益を計上していることから、 公的資金の返済財源は着実に積み上がっている。
(担当)野上 正峰・南澤 輝 ■ 格付対象
発行体:株式会社高知銀行 【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日: 2015 年 10 月 27 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:野上 正峰
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「銀行等」(2014 年 5 月 8 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社高知銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■本件に関するお問い合わせ先